「TGEって何?」
「ICOとの違いは?」
というあなたに、TGEとは何かを最も分かりやすく図解で説明します。
暗号通貨投資の中で最も注目を集めているのがICOですが、そのなかでよく登場するキーワードとして、TGEがあります。
よく目にする言葉ですが、どのような意味があるのでしょうか?
文字ばかりで説明する記事が多かったのですが、いまいちわかりにくかったため、図解で解説しようと思いました!
この記事を読んでいただければ、一発でTGEを理解でき、暗号通貨投資の成功率が飛躍的に向上するでしょう!
それではいきましょう~!
目次
1.TGEは優良なICOのこと!
TGEとは「Token Generating Event」トークンジェネレーションイベントの略になります。
一言でいうと、優良なICOを指します。
ICOは運営者が資金を集めるだけ集めてバックレたり、嘘の情報をでっちあげて資金を回収しふたを開けてみたら中身が何もないプロジェクトだった。
という詐欺的なものも多数存在します。
ICOの実に95%は詐欺であるといわれる理由はここにあるわけです。
そんなICOのなかで、
・プロジェクトのアイデア
・資金の使用目的
・流通の仕組み
・暗号通貨の利用方法
・法的問題点
などの複数の項目を、長年投資銀行で長年の経験のあるパートナー機関が精査し、問題ないICOをTGEとして認定する仕組みになっています。
TGEについて簡単に解説しましたが、そもそも、ICOって何?という方のために、念のためICOについて解説しておきますね!
2.ICOは仮想通貨のクラウドファンディング
ICOとは、「Initial Coin Offering」の略で、「イニシャルコインオファリング」と読みます。
暗号通貨の初期段階において利用される資金調達方法です。
開発前に、「開発されたら暗号通貨を受け取れる権利」を販売し資金を調達します。
その資金を元に開発を行い、暗号通貨ができたタイミングで権利保有者に暗号通貨を引き渡します。
ICOした暗号通貨の注目度が高ければ、上場後値段が高騰し利益を出すことができるとして、昨今ではICOへの投資熱が上昇しているというわけです。
商品のアイデアを発表し資金を集め、その資金を元に商品を開発することをクラウドファンディングといいますが、ICOはまさに、暗号通貨のクラウドファンディングであるといえます。
3.格付けを行っている機関CTIAとは?
TGEの格付けを行っているのは、スイスに本社を置く株式会社CTIAという企業になります。
CTIAは「Crypt Token Investment Advisory」の頭文字をとった名称で、暗号通貨を専門にコンサルティングやアドバイザリー業務を主に行っています。
代表取締役(CEO)は、手塚満さんです。
CTIA AGは、CTIA JPの親会社で、ブロックチェーン事業の先進国であるスイスに籍を置いている企業です。CTIAのマーケティングを行う本部であり、海外の有力なパートナー企業らとTGE事業を行っています。
CTIA JPは、CTIA AGの子会社で、業務委託を受けプロジェクト業務を遂行します。
CTIAは暗号通貨やトークンなどのブロックチェーン暗号資産を専門とする投資アドバイザリー会社になります。
トークン によってつながる世界へ
2017年からICO(Initial Coin Offering)への投資が飛躍的に増えたトークン・暗号 通貨市場ですが、まだまだ消費者の認識も浅く、理解が及んでいないものだと考えています。日本は投資に関して、こと トークンにはまだまだ無知であり、また後進国です。か つ少子高齢化にともなう市場の縮小が遠因となり、海外の市場に目を向けざるを得なくなる という未来は、もうすぐそこまで迫っています。やがて来るそんな未来に備え、 トークン、仮想通貨のグローバルスタンダードを制定し、トークン への投資ハードルを下げ、日本人が海外で投資しやすくなる状態を構築する。それこそが私たちのミッションであり、それによってつながる世界が私たちすべての未来を 明るく照らす、と信じています。
プロフェッショナルとして行う選定
そんな中で私たちがやっていることとは、まず大きくは“選定”です。Ethereumをはじめ数々のICOに関わってきたパートナー企業らの元に様々なICO案件が寄せられ、彼らとプロジェクトやテクノロジーの信頼性などを調べ上げます。AMLやKYCといったコンプライアンスはもちろん、トークン保有率 やトークンの役割など細部にわたり詰めていきます。その細かなチェック項目を通過した厳選されたプロジェクトのみを私たちは取り扱います。 それを徹底することが、その投資に関わる人間すべての幸せに繋がると考えています。
CTIAの役割
ICOへの投資が過熱していますが、現状消費者保護が成されているわけではありません。例えばプロジェクトが無事に公開し価格が上昇してもプロジェクト側が保有しているトークンを自由に売却できてしまう設計であればトークン保有者は価格の暴落をただただ眺めている事しかできません。またプロジェクト側を守るような仕様にもなっていません。例えばICO 参加者が一気にトークンを売却して価格暴落が起きしまう事だって十分あり得るわけです。こういった悲しい現象を起こさない為にも我々は存在します。トークン設計から携わり厳しい精査をすることで極めて高い信頼性を保つ事ができます。我々はトークンを用いた新たな資金調達方法TGE(Token Generation Event)を活用します。誰にでも公平でサポート体制も整ったかたちで参加する事ができます。これらを実現させること、それが我々の役割です。
CTIAが行うTGEは、こちらの2点を徹底して行っています。
・「AML」(Anti-Money Laundering:資金洗浄防止)
これが通常のICOとは異なり、質の高いTGEを実現する一つの防御策にもなっています。
4.過去に行ったTGE
4-1.CardanoADA(カルダノエイダ)
ADAコインは2017年にTGE時から最大850倍まで上昇した暗号通貨です。
このコインを50万円で購入していた人が億り人になるなど、2017年末には注目を集めた暗号通貨の一つです。
2018年3月時点では、時価総額6位につけています。
TGE時から一気に850倍に上昇していますね。
4-2.Centrality(セントラリティー)
2018年1月にTGEを行い、2月26日にSingurar上場を果たして1週間で約10倍に上昇したCentrality(セントラリティー)。
早くも大手取引所に上場するのではないかと噂されている今後期待大の仮想通貨になります。
追記
3月8日にセントラリティーが海外取引所Cryptopia(クリプトピア)に上場しました!
4-3.Proxeus(プロキシウス)
Proxeus(プロキシウス)もCTIAが行ったTGEの一つです。
注目度はCentrality(セントラリティー)ほど高くはなかったものの、今後上昇が期待されるTGEでした。
まとめ:TGEって何?ICOとの決定的な違いを解説
今回は、TGEとは何か?ICOとの違いについて解説しました。
簡単にいうと、TGEは優良なICOであるということです。
玉石混合あるICOのなかで、投資銀行出身者が精査し基準をクリアしたICOだけがTGEとして発表されます。
95%以上は詐欺であるといわれているICOのなかで、投資の素人が優良なICOを見極めるのは至難の業ですが、プロの目で精査されたICOが分かるTGEは投資する上で、今後一つの指標となり得るのではないでしょうか?
今後のTGE案件に要注目です。