「VeChain(VEN)ってどんな特徴のある仮想通貨なの?」

中国の企業が開発を行うVeChain(VEN)が今注目されています。
他の仮想通貨が伸び悩んでいる中、堅調な伸びを見せ時価総額は20位(2018年1月時点)まできました。

今回は、2018年中に10倍は堅いと言われている仮想通貨VeChain(VEN)についてどのような特徴があるのか、どのようなチームが運営しているのかについてご紹介していきます!

1. VeChain(VEN)はどんな仮想通貨なの?

VeChain(VEN)とは、仮想通貨(暗号通貨)のブロックチェーン技術を使って、商品の物流を効率化しようとする目的で開発されたプロジェクトです。

VeChain(VEN)の公式ページはこちら

例えば、ブランド品の真贋(偽物か本物か見分けること)に応用されることや、食品偽装にも活用されることが期待されています。

将来的には、各商品にVeChain技術を使って作られたバーコードのようなタグがつけられ、製品の生産地や品質などを一目で管理できるようにすることを目指しているものです。

1-1. VeChain(VEN)はIoTに貢献する技術となる可能性

今後、伸びていく産業の一つにIotがあります。
IoTとは、「Internet of Things:物のインターネット」と言われ、あらゆる物をインターネットとつなぐことで、より便利な世の中を作ろうとする考え方です。

これは聞いたことがあるかもしれませんね。

で、実はVeChain(VEN)は、このIoTにブロックチェーンの技術から貢献するのではないか?と注目されているんです。

1-2. VeChain(VEN)は偽ブランド品を駆逐する

ブランド品の品質管理・ニセモン管理は非常にコストがかかります。
最近では発展途上国の縫製技術も向上しており、本物そっくりの偽ブランド品がたくさん出回っています。そのため、品質だけの真贋だけではなく物流を管理(正規店にしか卸さないなど)することで偽物ブランド品を排除しようと試みていますができれば、かけなくてもいいコストですよね?

このコストをVeChain(VEN)のブロックチェーンを使うことで削減することができる可能性があります。

ブランド製品にタグを埋め込み、データを読み込むことでどこでいつ生産された製品なのかを読み取ることが可能になるからです。

中国は偽物ブランド品が横行しています。
そのため、偽物が少ない日本で爆買いする中国人が多いわけです。

1-3. VeChain(VEN)は食べ物にも応用される

物であれば偽物をつかまされた・・と言って笑い話にもなりますが、口に入れる食べ物は別の話です。

日本でも一時期問題になった食品偽装問題。
産地を偽装したり、正味期限切れの食品を販売することが多発しました。

現状は、各企業の信頼でものを買っている状況ですが、このVeChain(VEN)の技術を使えば、すぐにこの製品の産地はどこで、いつ製造されたのかを確認できるようになるでしょう。

2. VeChain(VEN)の開発チームと運営会社

VeCahinは、中国で最大規模のブロックチェーン企業の一つであるBitSeの子会社として事業を開始したプロジェクトです。

シンガポールに150名ほどのプロジェクトメンバーを抱え開発が行われています。

2-1. VeChainの運営会社BitSEの会社概要

BitSEはブロックチェーンソリューションを提供している会社です。
設立は2013年。本社は中国上海にある会社です。

提供しているソリューションには、洋服などのファッション雑貨にVeChainチップを搭載し、スマートフォンをもつユーザーがスキャンすることで、偽造防止するサービスがあります。

また、ブロックチェーンの技術を応用し、プラットフォームの提供や仮想通貨ウォレットなども提供していく予定とのこと。


BitSEの会社概要はこちら

2-2. BitSE(VeChainの親会社)とVeChainの主要な経営陣

■ BitSEの経営陣

役職名 役員
最高経営責任者(CEO) Mr. D. J. Qian
最高財務責任者(CFO) Mr. Jay Zhang(ジェイ・チャン氏)
最高執行責任者(COO) Mr. Sunny LU(サニー・ルー氏)
最高技術責任者(CTO)  Mr. Patrick Dai(パトリック・ダイ氏)

 

■ VeChain(VEN)のCEO、サニー・ルー氏の経歴

会社名 役職 在籍期間
VeChain 最高経営責任者(CEO) 2017年8月〜現在
BitSE 最高執行責任者(COO) 2015年〜現在
ルイヴィトン中国 最高情報責任者(CIO) 2010年〜2015年11月(6年6ヶ月)
バカルディ中国
(洋酒輸入)
ITマネージャー 2009年〜2010年(1年)
3M中国 ITマネージャー 2006年〜2009年5月(3年4ヶ月)
NetStar GNCマネージャー 2002年〜2005年(3年)

 

■ 学歴

最終学歴 期間
上海交通大学 電子通信工学部 1998年〜2002年

 

VeChain(VEN)チームを率いるのは、ルイヴィトンなどの高級ブランドのITおよび情報システムプロジェクトを率いてきたサニー・ルー氏です。

ルイヴィトン・チャイナでは、情報や情報技術に関する上級役員職である最高情報責任者(CIO)を勤めました。

大学の専攻は電子通信工学で、新卒で入社したのはURLフィルタリング製品技術の開発を行っているネットスターチャイナでした。
その後、ラム酒で有名なバカルディ中国、ルイヴィトン中国のCIOを6年6ヶ月勤めてからBitSE設立に参画。

現在はVeChainの最高経営責任者(CEO)として奮闘しています。

一貫してブランドの情報管理業務を務めてきたサニー・ルー氏が率いるVeChain。
今後の動向が楽しみですね。

3. VeChain(VEN)が買える取引所はBinaceとLiquiの2箇所

現在VeChain(VEN)が買えるのは、Binance(バイナンス)とLiqui(リクイ)です。

Liqui(リクイ)は、取り扱い高世界18位(2018年1月現在)の取引所になります。
特徴は、草コインを中心に取り扱っているところになります。

勢いのある取引所の一つではありますが、海外取引所唯一の日本語対応している取引所であるBinance(バイナンス)がオススメです。

4. VeChain(VEN)の今後予想されるイベント

1月24日には、パートナー企業であるDNV GL社との連携によってどのようにサプライチェーンの改善に役立つかなどの詳細が発表されます。
そして、2月末には「リブランディング」が控えておりますね。

まとめ

2018年中に額上げが期待されているVeChain(VEN)。
中国初のプロジェクトとして今非常に注目されています。

その目的は、偽ブランド品や食品偽装などをブロックチェーン技術を使って駆逐することです。
そのためのプラットフォームやウォレットの提供などを行うとのこと。

VeChain(VEN)のCEOは、元ルイヴィトン中国のCIOを務めたサニー・ルー。
ブランド品の情報管理を一貫して行ってきた経歴からも非常に注目できるプロジェクトになります。

スマホが爆発的に普及し生活にはかかせなくなりました。
それに伴い、今後普及が確実視されている技術IoT。

果たしてVeChain(VEN)は、サプライチェーンプラットフォームとしてIoTに貢献することができるのか。
2018年代注目の仮想通貨(暗号通貨)の一つです。

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