世界中で普及しているビットコイン。
民主的でユーザーが管理しているビットコインですが「中国」とは切っても切れない縁で結ばれています。
世界の中で最もビットコインに影響を与えている国とといっても過言ではない中国。
中国とビットコインの関係を詳しくご説明しましょう。
目次
1.中国がビットコインに与える影響が大きい3つの理由
2012年から2017年のはじめまで、ビットコインの取引量の90%近くをずっと中国が独占していました。
※2017年2月以降は情勢が大きく変わりました
中国がビットコインに与える影響としては大きく3つの理由があります。
中国における「送金・マイニング・法規制」の3つの観点からビットコインをみていきましょう。
1-1.ビットコインは「人民元」より送金に優れている
ビットコインの送金は早く・安くおこなうことができます。
※ビットコインの価格高騰のため「安く」の部分は変動がある
中国の法定通貨である「人民元」は規制により、海外へ簡単に送金することができません。
日本から海外へ送金する時、数千円と多額の金額はかかりますが、お金さえ払えば送金することができます。
ですが、中国はお金を払っても規制があるため送金することが難しいのです。
送金の観点からみると、ビットコインは中国に住む人にとって「送金問題」を解決してくれる画期的な通貨です。
国境・規制、関係なく送金することができるビットコインは中国に住む人にとって非常に有効な送金手段となりました!
1-2.中国はマイニング大国
中国は「マイニング大国」といわれているほどマイニングが盛んな国です。
ビットコインをマイニングしている、マイニング集団の割合を確認できるBLOCKCHAINによると、1位「BTC.TOP」・2位「AntPool」・3位「ViaBTC」です。
BTC.TOP・AntPool・ViaBTCともに中国のマイニング集団で、2つのグループだけで約50%もビットコインのマイニングの割合を占めています。
つまり、新規のビットコインの約50%もの割合を中国が独占していることがわかります。
中国がマイニングが盛ん理由は「電気代の安さ」です。
中国の電気代は日本の6分の1ほどであるといわれています。
マイニングはパソコンを使用し、膨大な電気代がかかるので電気代は必要経費として必ずかかります。
電気代が安いため中国はマイニングが盛んになったといえます。
1-3.中国の度重なる法規制
中国ではマネーロンダリングの対策として、ビットコイン(仮想通貨)に対して様々な規制がおこなわれています。
マネーロンダリングとは簡単にいうと「不正に手にしたお金だとバレないようにすること」です。
マネーロンダリングに仮想通貨は非常に役に立ちます。
例えば、宝石店から宝石を盗み、質屋に入れます。
質屋から現金をもらったら、全てビットコインにかえてしまいます。
その後、ビットコインをリップルに交換しましょう。
こうして、お金の流れを不鮮明にしていくことで、警察をかく乱することができるのです。
不正行為に対する中国での度重なる法規制はビットコインの価格に反映されます。
2013年にビットコイン取引を中国が規制した際、ビットコインの価格は約40%も下落しました。
中国が仮想通貨に対してどのような規制をおこなうのかは、注目しておかなければなりません。
・中国では送金手段として「ビットコイン」が重宝されている
・マイニングが盛んで、全体の約5割の新規ビットコインが中国である
・中国が仮想通貨を規制すると価格変動が起きる可能性が高い
2.ビットコインは中国で大流行……?
ビットコインと中国の関わりは非常に深く強いものがあります。
ですが、ビットコインの知名度は日本と大差ないものと思っていいでしょう。
中国におけるビットコインや仮想通貨の知名度についてみていきましょう。
2-1.認知度は日本と変わらない
ビットコインの知名度は日本と中国、大差ありません。
日本と同様に中国も、ビットコインの取引に活発な人もいれば、仮想通貨という単語をきいたこともない人もいます。
なぜなら、まだまだ仮想通貨自体の安全性・有益性が世界中で広まり切っていないからです。
国内外問わず、仮想通貨で決算できるサービスは増えました。
「仮想通貨を知らない人がいる」ということは「まだまだ、仮想通貨は広まる可能性がある」ということです。
送金・決算・法律が整備されつつあることからしても仮想通貨が法定通貨以上に使用される日も遠くないでしょう。
3.2017年1月までビットコイン取引量1位「中国」
2017年1月までビットコインの取引量1位は「中国」でした。
2017年2月以降、中国でビットコインの取引に関する大きな規制があってから中国の取引量は激減しました。
3-1.現在のビットコイン取引量1位は?
世界でビットコインと取引されている法定通貨の割合を確認できる「cryptocompare」によると、2018年2月現在ビットコイン取引量1位は日本です。
日本円約38%、次いでアメリカドルが約28%となっています。
ビットコインは世界中で最も日本円と交換されていることになります。
ビットコインの取引量が1位であるとことからも、日本では今後さらにビットコインを利用できるサービス・場所が広まるでしょう。
4.ビットコインと中国の今後は?
中国がビットコインの取引を規制した直後、1BTC=10万円だったものが1BTC=6万円まで40%も下落しました。
ですが、2018年2月現在1BTC=100万円です。
短期的にみると、ビットコインは中国の影響を受けていますが、長期的にみると下落していません。
また、2017年2月にビットコインの取引を規制した中国ですが2017年4月には規制を緩和しています。
2018年1月に入り、中国では、マイニングの規制が厳しくおこなわれるといわれているともいわれています。
短期的には中国の規制は価格変動に影響を与えます。
ビットコインの価格変動を捉えるためには、やはり中国の動きは確認しなくてはなりません。
まとめ
今回は、中国がビットコインに与える影響や、今後の中国の動きなどについてご紹介しました。
ビットコインは利便性が高いため、日本だけではなく、世界中で注目されている通貨です。
ビットコインだけではなく、アルトコインも今後さらに普及していくでしょう。
今後さらに決算・送金の手段として広まるであろう仮想通貨の取引をはじめる場合は弧国の取引所がお勧めです。
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仮想通貨の運用に慣れてきたら、海外の取引所で日本の取引所に上場していないアルトコインを購入することをお勧めします!
海外の取引所は世界で最も取引量が多い中国の取引所「BINANCE(バイナンス)」がいいでしょう。
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