仮想通貨・株・FXなどの投資で「チャート」は、重要な役割を担います。
チャートは横軸に日時・縦軸に価格をあらわし、過去の価格変動をみるためには必要不可欠なものです。

チャートの中でも基本的な「ローソク足チャート」について詳しくご説明しましょう。
ローソク足チャートを理解すれば、仮想通貨の価格変動を予想しやすくなりますよ!

ローソク足チャートとは?単位は?

ローソク足チャートは世界中で利用されている日本発祥のチャートです。
まずは、ローソク足の単位についてご紹介しましょう。

「1日」をあらわしたローソク足チャートを「日足」、「1週間」を「週足」、「1時間」を「1時間足」、「1分」を「1分足」と呼びます。

日にちや時間の単位に「足」をつければいいだけなので、簡単ですね。
ローソク足から伸びている線は「ヒゲ」といい、価格変動を予想する時に重要になります。

ローソク足は、「書い手・売り手・マーケット」にある、需給バランスなどを知ることができるだけではありません。
ローソク足を理解すれば、投資家の真理、つまり売買のタイミングがわかるので、投資判断の基準となります。

まずは、ローソク足チャートの基本である「陽線(ようせん)」と「陰線(いんせん)」について覚えましょう。

陽線(ようせん)

陽線とは、始値より終値が高い場合を指します。
つまり、実体(柱)の色が白くなっているものを陽線といいます。

例えば、1日のはじまりに1BTC=100万円だったものが1日の終わりに1BTC=120万円になっていたとしましょう。
ビットコインの価格が100万円から120万円に値上がりしているため「陽線」といいます。

陽線が続けば、市場は基本的に上昇傾向であるといえます(例外もあります)。

陰線(いんせん)

陰線は、始値が終値より安い場合を指します。
つまり、実体(柱)の色が色で塗りつぶされているものを陰線といいます。

例えば、1日のはじまりに1BTC=100万円だったものが1日の終わりに1BTC=80万円になっていたとします。
ビットコインの価格が100万円から80万円に値下げしているため「陰線」です。

陰線が続くと、市場は基本的に下落傾向になっているといえます(例外もあります)。

ローソク足のチャートの色は白・黒、赤・青、緑・黄色など、いろいろな色の組み合わせがあるのでどちらの色が陰線か陽線か確認しましょう。

ローソクチャートの陽線と陰線
・陽線→始値よりも終値が高い。市場は上昇傾向。
・陰線→始値よりも終値が安い。市場は下落傾向。

ローソク足の四本値

ローソク足の四本値は、ローソク足をみる上で非常に重要な知識です。
四本値は「始値、高値、安値、終値」のを指します。

四本値は、先に説明した「陽線」「陰線」と、密接に関わってくるので詳しくご説明しましょう。

始値(はじめね)

始値は、一定期間内(1時間・1日・1週間など)で最初に成立した取引の価格を指します。

取引開始時の値段ではなく「最初に取引が成立した価格」です。
そのため、取引の売買状況によっては値段が付かず始値がない場合もあります。

終値(おわりね)

終値は、一定期間内で最後に設立した取引の価格を指します。

一定期間内の取引が1度しかなかった場合「始値=終値」ということもあります。
始値と終値はセットで覚えましょう。

高値(たかね)

高値とは、一定期間内の取引で最も高い価格のことです。
高値はローソク足のヒゲをみて判断します。

ヒゲとはローソク足の上下からのびている線を指します。
高値は、ローソク足の上のヒゲの先端をみましょう。

安値(やすね)

安値は、一定期間内の取引で最も安い価格です。
安値も高値と同様にローソク足のヒゲをみて確認することができます。

安値は、ローソク足の下のヒゲの先端をみましょう。

ローソク足の基本の形・全9種類

ローソク足チャートの基本形は9種類です。

9種類を覚えて、チャートの動きを把握しましょう!

索引同時線、以外は陰線と陽線をセットで覚えることができますね!
そのため、ローソク足チャートの意味を「4種類」と索引同時線を覚えておくだけ、ローソク足でチャートをみることができますよ!

上記の基本形以外にたびたび目にするのが、大陽線の中でもヒゲが上下ともに伸びていない「陽の丸坊主」と「陰の丸坊主」です。

陽の丸坊主は、始値から終値が急激に上昇した状態です。
一方で、陰の丸坊主は、始値から終値が急激に下落した状態です。

基本形を一度に覚えきることは、なかなか難しくもあります。
はじめは「陰線」か「陽線」という部分にだけ着目してチャートをみましょう!

陰線・陽線を読み取れるようになったら基本形9種類の読み取りにチャレンジです!

ローソク足を売買に活用する方法

ローソク足チャートの陰線・陽線や基本形の9種類を理解できたら、実際の売買に活用しましょう。

ローソク足は、仮想通貨だけではなく株などの投資でも役に立ちます。
売買をやるときや、価格の先行きを考えるときに良い判断材料になりますよ!

「買い」の場合

基本形にある買いのサインは「大陽線」「陽の丸坊主」「下ヒゲ陽線」「下ヒゲ陰線」の4種類です。
「大陽線」は、実体が長ければ長いほど買いのサインです。

また、実体が長いということは価格が大きく変動しているということであるので勢いがあることもわかります。
底値で大陽線が出た場合は、チャンスです。その後、急激に価格が上昇するといえまるでしょう。

「陽の丸坊主」は、始値から終値まで急激に上昇しているため、特に強い買いサインです。
「下ヒゲ陽線」は「下ヒゲ陰線」は、1度価格が下落したが、最終的には上昇した状態を指します。

下ヒゲ陽線が高い価格の終値ででると上昇可能性が高くです。
下ヒゲ陰線が底値でた場合も、価格が上昇へと反転する可能性が高いです。

「様子をみる」場合

「小陽線」「小陰線」の2種類は売り・買いをすぐには決めず今後の動向を見守ることをおすすめします。
小陽線・小陰線ともに価格に大きな変動がないので、売り・買いを即決せずに様子をみましょう。

小さな変化である、小陽線・小陰線は今後の動きが予想しにくローソク足といえます。

「売り」の場合

基本形にある売りのサインは「大陰線」「陰の丸坊主」「上ヒゲ陽線」「上ヒゲ陰線」の4種類です。
大陽線は、実体が長ければ長いほど、非常に強い売りのサインです。

実体が長いということは、価格の変動が大きいということになります。
影の丸坊主は始値から終値まで急激に下落しているため、特に強い売りのサインです。

上ヒゲ陽線と上ヒゲ陰線は、1度は価格が上昇したが、最終的に下落したことを指します。
上ヒゲ陽線は、陽線ですが売りのサインですので買いに走らないように注意しましょう。

「索引同時線」の場合

相場全体が価格変動の様子を見ているときにあらわれるローソク足が索引同時線です。
索引同時線は、転換期です。単純に売り・買いと断定することはできません。

索引同時線がでた場所で売り・買いを判断しましょう。
価格が上昇傾向のときに索引同時線が出た場合、下落する可能性が高いので売りサインになります。

底値で出た場合は、その後、上昇傾向に転換する買いサインになります。

まとめ

ローソク足チャートのご説明をさせて頂きました!
ローソク足チャートは、仮想通貨を運用し、価格変動を見極めるうえで非常に重要な役割を担います。

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